この続きです。
②ヤクザはヤバいよ~突撃せよ~
ここは東京からちょっと離れた関東地方のとある雑居ビル3階にあるバー。
ヤ●ザの彼女であるエリカが一人で来店した。
「あれ?今日、トドさんは?」(トドさん=50歳のヤ●ザ)
「え、たまには一人で飲みたくて(o^―^o)ニコ」
「そうですか、ゆっくりして行ってくださいね」
(やれやれ、何分持つかな・・)
そう、沢尻エリカと佐々木希を足したようなキレイな彼女は「超」酒乱なのです。
一杯のカクテルで豹変する。こんな人、本当に見た事がない。
「・・・あまりキツくないカクテルください(o^―^o)ニコ」
自分が酒乱とわかっているのか、アルコール度数の低いカクテルがオーダーされた。
「じゃあ、ノンアルコールで作りましょうか」
「え、うーん、じゃあそれで」
(アル中かと思ったけど、ガマンできるのか?)
そしてノンアルコールカクテルを飲み続け、閉店間際までいるのである。
「一人で来た事、ナイショにしといてくださいね(o^―^o)ニコ」
かわいいのだ。(やべっ、ドキってするぜ!)
週に2回はトドさんと来店、エリカさま降臨(大酒乱モード)。
週に2回はおしとやかなノンアルエリカ(おしとやかモード)。
都合、週に4回以上は私に会いに来てるのだ。
ある日、また一人でエリカが来た。私に(o^―^o)ニコってしてから席に付く。全身を白のコーディネイトで決めたミニスカエリカがかわいいのだ。店員とお客さんの関係ながら私にも独占欲と優越感が生まれていた。
いつも通りエリカはノンアルコールを飲んで、いつの間にか閉店間際。この時点でお店は私にまかせっきりで従業員も店長も帰っていた。
つまり、私とエリカは初めて二人っきりとなった。
「・・・最後はアルコールが入ってるのがいいな(o^―^o)ニコ」
( げっ!マジか。)( ゚Д゚)
「・・・かしこまりました」
アルコールを薄目に調整し、ロングカクテルを差し出す。
少しずつ飲むエリカ。いたって普通に見えるが・・・。
(お!これくらいの量なら大丈夫なのか??)
ちょっと安心した私もウイスキーを飲み始める。
バーカウンター越しとは言え、沢尻エリカと佐々木希を足した美女とお酒を飲みながら話すのは楽しかった。私も酒がすすんだ。
そしてエリカの特別な感情が私に向けられているのもうすうす気づいていた。
(相手は22歳だぜ?俺は35歳だし・・・妻いるし)
(でもトドさんみたいなおっさんと付き合ってるんだからおっさん好きかな?)
なんだかんだ、私もエリカと会えるのを楽しみにしてたみたいだ。
そして・・・
あ、ゆっくりとスローモーションで椅子が傾いていく。( ゚Д゚)
「バターン!」
キターーー!エリカさま降臨!!( ゚Д゚)
※本当にすごいの。突然、豹変する。ウソみたいだけど、本当の話です。
「わたしわあああああ!あなたのことが好きだからああああああ!」
「こんなに通ってるってのにいいいいいいい!!!!!!」
10数年ぶりかな。久々に愛の告白をされました。酒乱の女王に。
・・・ヤ〇ザのオンナに。・・・バン!バン!と床を叩かれながら。
つーか、毎回のように後ろに倒れるのはやめてくれ。後頭部は大丈夫?
コントじゃねーんだぞ。
「ヒックヒックうええええええええん!!!」
今度は泣き出したぞ?
「わかったわかった。大丈夫だから。ちょっと横になって」
ドキっとしてしまった。私の感情が揺り動かされた。でも待て、こいつはヤ〇ザのオンナだぞ?冷静になれ、とにかく介抱だ。むしろ俺は保護者だ。店の従業員としてお客の安全を確保すべきだろ?とにかく水だ。水を飲ませろ・・・。きっちり帰せ。
一方、美女が(酒乱とは言え)私を好きだと言っている。
しかも細身でスタイルの良い短いスカートから見える細い白いあんよが繊細でなおかつおっぱいはぱいおつで、どさくさに紛れてもんでみたりとかしつつ、ちょっとゲロくさいけど髪の毛はいい匂いがして私も酔ってるし22歳だしぴちぴちだしお互いの合意があれば合法で違法じゃなければ大丈夫でそこんじょそこらのモデルさんよりいいオンナが私を好きだと言いながら号泣しつつソファーで寝てて、酒乱ゆえにはだける胸元とVゾーンの湿地地帯が見えるか見えないくらいのミニスカートが昔打った羽モノパチンコのように閉じたり開いたりする大当たり中でしか見れないVゾーン大解放モードの沢尻エリカと佐々木希がそこにいるのであれば探検するのがオトコのロマンだしロマンを求めるのがオトコならいいんじゃないかとかそれはもう・・・(0.8秒)
GOだ。
・・・(ToT)ゞ
特攻するであります。
つづく