運だらけの人生を振り返るその②
「学年最下位」で近場の進学校(高校)へ奇跡の入学を果たした私は・・・金髪を黒に染めました(笑)一応ね、自分なりに目立たないように配慮をしたんですよ。ビゲンヘアカラーで染めたんだけどな。しかしこれが20年以上前の話とすれば、ビゲンヘアカラー、すごいね。ロングセラーじゃないか。きのこの山、たけのこの里、かっぱえびせん、ポテトチップス、ポッキー。
日々生まれる新商品の猛攻にビクともせず、何十年も販売されるなんて本当にすごい。
さて、私、もちろん目を付けられます。入学前の制服のサイズ合わせにも、ボンタン・短ラン・で行ってしまった私。当然、待ち構える体育教官の先生方(笑)母親同伴の手前、あまり何も言われなかったけど、無言で私の髪の毛を触ってくる。
私は完全無視。髪の毛ツンツンされる。
私は完全無視。制服の採寸中、3人掛かりで髪の毛を引っ張られたり撫でられたり。
私は完全無視。母親はあまりのプレッシャーに「教科書、買って来るから」と退出。それでも状況は変わらず、私vs体育教官の先生方。
さて、いよいよ高校が始まりました。柔道の先生はすごかったな。
柔道の授業中ですから?腕立てを最初から最後まで50分間させても?私を技のお手本として締め落としても?落ちた私にビンタをかまし、意識を戻してまた落としたり?私を技のお手本として授業の間、ずーっと投げ飛ばしても?
※50分間投げ続けられたら、意識が飛ぶんですね~。いい経験です。受け身を取れなくなるからマジヤバいですよ。投げる方もきつかったと思うけどw
まあ、鍛え(いじめ)抜かれました(笑)でもおかげで柔道、強くなりましたよ。先生ありがとうございます(笑)
それと、私、ちょっと天パーなもんで、まるでパーマをあててる感じに見えます。といっても、リーゼント風なんですけどね。
放課後は体育教官室に呼び出し、ずっと正座。ずーっと頭ツンツンされる。
「先生、あんまり疑うなら水道水掛けて下さいよ」(ビンタ)
(パーマだったら水かけたらチュルチュルになるから)
「うん?別にパーマを疑ってるわけじゃないんだよ?」(ビンタ)
「じゃあ、なんで私、ここでずっと正座?」(ビンタ)
「うん?別に?先生とゆっくり話しようや」(ビンタ)
なぜそこでビンタ?って感じ(笑)まあ理不尽な毎日でしたけど、今となってはいい思い出。柔道の授業でボロボロにされながら放課後は体育教官室で居残り。でも、その先生方を味方に付ける事で私の人生は大きく変わり、学年最下位の私が大学に受かるという偉業を成し遂げます。
つづく