売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

ドラゴンクエスト「私とバズーカ砲とキラービー」

ちまたではまたドラクエが流行っている。あのオープニングテーマが通りかかったレンタルビデオ屋だとかゲオだとかで流れていると心がウキウキする。本当に「すぎやまこういち」さんはスゴイ音源を作ったものだと感心しちゃう。

1931年生まれだから今は86歳?すげーおじいちゃんじゃねーか、そんな人の音楽が今の若い世代からおっさん世代までの心に刻み込まれているって本当にすごいよね。泳げたいやきくんみたいに日本人の万人ウケするモノではないけど、ゲームの世界と考えたら全世界が相手だからその影響力は計り知れないね。

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さて、突然に御年86歳でも曲作りに励む「すぎやまこういち」さんを心から尊敬したにはワケがある。再び私が家族を守るヒーローになれるチャンスが訪れたからだ。前回はG、ゴキブリでおちゃのこさいさいだったワケだけど、今回は「命に関わる可能性」がある。実際にけっこうな人数が死んでいる。まさに女子供はすっこんでろと心が躍り、私の気分はすでにモンスターを倒すロトの勇者だ。

家族サービスそっちのけで社長とゴルフに行ってた帰り、妻からラインが入った。

「家の駐車場に大きなハチがいっぱいいる( ノД`)」

「帰りにハチ用の殺虫剤買って来て~」

「スズメ?(スズメバチ?)」

「わかんない、黒いのとかお尻の大きいのとかデカいのとか足が長いのとか」

(アシナガとスズメとクロスズメ・・・か?)

 OK、お前らの置かれた状況はよくわかった。危険だから家から出る事は許さない。戸締りもしっかりしておけ。しかしいつのまに我が家の駐車場はハチの天国になったというんだ。妻のご機嫌伺いの為に自主的に駐車場を掃除した先週はハチの巣など見当たらなかったというのに。それよりも我が家では絶対君主、最上位である妻が下僕以下の私にお願いごとをする事などほとんどないから絶対王政の状況を一瞬でもひっくり返せる可能性もあるのと、休日に家族をほったらかしてゴルフなどに興じてしまって帰りづらい私に「早く帰って来て。そして助けて」と言っている事実がさらに私を奮い立たせたが問題は相手だ。少ない情報を元に仮説を立てる。

相手はこいつらか・・・?

f:id:manmai:20170812214800j:plainクロスズメバチ

f:id:manmai:20170812214919j:plainアシナガバチ

アシナガバチは正直言ってたいした事はない。飛ぶスピードも遅く、妻ですら殺虫可能だ。実際妻も結構なペースで殺虫している。我が家の駐車場は屋根が付いている上、草木に覆われているからまさに天然の温室なのだ。もちろんムダな殺生を軽く見ているワケではなく、我が家にもよちよち歩きを含め、子供が3人いるからだ。刺されたら大変だから仕方ないのだ。しかし・・・

 

問題はこいつだ。

 

 

 

 

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まさに世界最強とも呼ばれるKingオブハチ、キラービー、スズメバチ。こいつは刺すだけでなく、毒を噴射する事でも知られ、それを目に受けると失明の恐れもある。さらには集団で襲い掛かってきて、アシナガバチのように「一回刺したらハリが取れてハチも死ぬ」という幼少の頃に覚えたハチの常識を覆し、体内に毒が残っている限り襲ってくるという「毒のカクテル」を集団でまき散らす悪魔のような相手。・・・実はコイツを相手にするのは初体験である。

そのために、まずは武器だ。ゴルフ帰りにホームセンターに立ち寄り、ハチ駆除コーナーを吟味する。 もうワクワク感が止まらない。オトコにとって武器選びは心が躍るのだ。ドラクエだって、「こんぼう」から「鉄の剣」に変えた時のワクワク感は格別なものだった。ひたすら格下のスライムやドラキーをこんぼうでぶっ倒してはひたすらゴールドを貯めていたあの頃を思い出す。しかしこれはゲームではない、繰り返す、ゲームではないのだ・・・。

ふんどしを締め直し、気合を入れた私はいきなり最終兵器、男の憧れ「バズーカー砲」を手に入れた。しかもなんと12mも飛ぶ極上品(税込み900円くらい)だ。

 

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(やれやれ今年はヒーローの需要が多いぜ・・・ふっ)

などと思いながら自宅に到着し、周囲を見渡すがハチの気配はない。ちょっとビビりながらも家へ入り、冬用のコートを引っ張り出して準備完了。何せ相手はスズメバチだ。真夏にボア付きのコートでご近所さんの目が冷ややかでも命には代えられないのだ。そしてバズーカを片手に「行ってくる」と妻に言い残すと駐車場へ再び踊りでた。まずは耳を澄ます・・・。

(シーン・・・)静まりかえった駐車場にハチの気配はない。

あれ?いない?と思って肩の力が抜けた瞬間。

「ぶいいいいいいいいん!」

(; ・`д・´)ビクううううううう!どこだ!?耳元で音がしやがった!俺ってヤツはトラップにハマっちまったのか?ちくしょう、完全に油断したじゃねえかよ!てめえらいったいどこに隠れていやがった、やってやる、やってやるよこんちくしょうめ!

 敵を確認しない事にはバズーカも撃てない。冷や汗が全身から噴き出す。スズメバチが攻撃態勢を取っているとしたらもう手遅れかもしれないのだ。俺の命もここまでか、だがしかし税込み900円の一撃、一撃くらいは食らわせてやる!敵はどこだああ!などと思ったかどうかは置いといて、周囲を見渡すと・・・。いた!右ななめ前方1メートル上空!こっちは12mだ、こんなの余裕だろ!見てろ!バズーカ発射!!!!!!!

「カチッ!(トリガーを引いた音)」・・・・とろーーーーんwww

なんてこった!液体が飛ばねえ!!ガスの圧力が弱かったのか?慌ててバズーカをシャコシャコ上下に振って、ガスと液体をしっかり混ぜて・・・再度発射!

 

ず、ず・・

 

ずず・・・

 

っずばしゅううううううう!!!!

 

うひょー!飛んだ、飛んだよおっかさん!バズーカがハチ目がけて火を噴いた!直撃!ハチを直撃!狙撃成功!

 

 

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 と喜んだのもつかの間、あ、こいつアシナガじゃねーか、妻でも普段から殺ってるヤツ。その後、バズーカも何度か火を噴いたけど、全部アシナガだった。合計7匹くらいは駆除したけど、ラスボスのスズメバチには出会えず。注意深く縁の下、生垣、屋根下、植木などもチェックし、バズーカを打ちまくった上、巣がない事を確認して今回は終わり。

アシナガくん、本当にごめん。お盆前に殺生などしたくなかったけど、これも愛する家族と私の存在意義のためなのだ。ごめんね。

でも、やっぱりスズメバチが出たら業者に頼もうっと。ググればググるほどこええわ、アイツら。

おわり