売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

ボーナスいりません。

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最近、想像を超えた出来事があった。これは今後の教訓にもしたいし、世の中、思い込み、無知、興味がない、身をもって体験しないとわからないとは本当に怖いものだ。

 

①社員のみなさん、給料が上がったらウレシイですか?

はい・いいえ

②社員のみなさん、ボーナス貰えたらウレシイですか?

はい・いいえ

③パートのみなさん、時給が上がったらウレシイですか?

はい・いいえ

④パートなのにボーナス貰えたらウレシイですか?

はい・いいえ

 

私だったら自分が社員であれパートであれ、全ての設問は「はい」なのだけど、皆さんはどう考えますか?

どうやら世の中は違うようですよ、社長さん、ご注意ください。経営側としては社員であれ、パートであれ、優秀な人材には高時給を払い、感謝の意を表すとともに他社への転職や離職を避けるためにも給料ってものは優秀な人材ほど高めにする。そうする事で全員が喜ぶものだと思っていた。

 

「ボーナスいらないんですけど」

ある社歴の長い、優秀なパートさんから言われた言葉だ。ならば俺にくれ!と言ったけど、どうやらそういう事ではないらしい。主婦パートにありがちな「130万円の壁」に代表されるような報酬比例であーだこーだと言うのはとても深刻な問題らしく、例えば少しでも130万円を超えるようなら何のために働いているかわからないらしい。ご存知の通り、主婦の年収が130万円を超えると夫の扶養に入れず、自分の給料から健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・介護保険料(40歳以上)などの社会保険料が自己負担になるし、かと言って大きく稼ごうかと思ってもそれは社員にならなければなかなか難しく、中途半端に150万とかになったら逆に手取りが減る可能性が高い、つまりは働き損なワケ。さらに公営住宅の家賃や保育料などは前年の住民税の納付額で上がっていく、つまりは報酬比例で、年収が上がれば一気に引かれモノが増え、特にシングルマザーなどには大打撃。高額療養費制度の自己負担額とかも変わるしね。低所得者層ならとても安いし、病気がちなお子さんがいる家庭とかならとても大事な事だ。

「給料あげてやろう」

「ボーナス出してやろう」

世の中の社長さんは偉そうに言う。もちろん1円でも多く給料が欲しい私には大変ありがたい事で、この言葉を引き出すために日々、ゴマすり含めて頑張っていると言っても過言ではないが、これがパートさんにとっては「とっても有難迷惑」とは・・・。

つまり会社が発展するにあたり、労務に携わる者の給料は微量なりとも上がっていくもので、それには社員やパートさんに対して感謝の意味も含まれ、「高い給料=喜んでくれる」と思っているのだけどそれが大間違いだという事。パートさんを雇う時もしっかりその辺りの部分の話をしないといけないし、今頑張って働いてくれているパートさんも随時、フォローが必要だ。

ところが、パートさんの立場が弱いのは事実で、なかなか会社とは交渉もしづらい現実がある。「ボーナスいりません」などと言おうものなら「パートにも出してやったのにふざけるな」となる。これは勘違いも甚だしいという事をしっかり認識しておかないといけません、儲かってる偉そうな社長のみなさん、そんな感情はありませんか?

いや~勉強になったわ、机上の空論とはまさにこの事。内容は知ってても「身をもって体験している人たち」にはかなわないですね。その人たちにだって大事な生活があるんだし、シングルマザーは特にシビアだ。

160万円くらいからは働き損ではなくなるらしいけど、保育料とか公営住宅費とかどうなるんだろ。つーかだいたい「働き損」とか本当にそんな制度、しっかり考えなおせよ。今度の税制大綱、どうなるんだろ。

おわり(所得税が一番アホらし)