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売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

~第17話:自由への逃走~社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

⑰社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

~第17話:自由への逃走~

第3章~Final~

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9月下旬、キングは降格し別部署へ異動、女王は下請けの関連会社へ飛ばされた。そんな中、私にも人事異動の辞令が下る。

「10月から転勤だ」

本部長め、あれだけ数字を叩き出し社長賞を2回受賞、その功績からか私の恩師である課長は部長へ昇進、そろそろ私もかな?同期はどんどん昇進して行ってるしなあ、でも管理職には興味ねえなあ、なんて思ってた私を昇格もさせず転勤だと?別に昇格はどうでもいいのだけど「転勤」だと?いやっはっはっは、とても嬉しかった。本部長、ナイス!

なぜならば私のティンコ営業(営業努力)でズブズブにした二人はもういない。クライアントの内部情報、競合他社の情報を教えてくれる二人は私のおティンティンの餌食となったのだ。ボブ子は異動、女王に至っては自業自得だし、今や私に情報をリークしてくれる私のスパイはいなくなったのだ。そんなクライアントに未練はない。そして何よりボブ子から逃げたかった。できれば遠くに飛ばしてもらいたかったが、新幹線で3駅ほどの支社へ栄転扱いだと本部長め、だまらっしゃい、何が栄転だ、給料は変わらねえし、ていのイイごたくを並べただけの自分に都合が悪い人間の厄介払いの人事異動じゃねえか。自分に立てついた営業マンが目立った成果を上げるのがイヤなんだろ?

聞けば最近、私の次の転勤先であるその支社で抱えているクライアント10社ほどからこぞって契約を切られたらしい。特になかでもその支社の売上をほとんどを占める大手のクライアントから「担当を変えろ!さもなくばうちとの付き合いをストップする!」と言ってきたらしい。そんなの相当難しい案件に決まってるじゃねーかよ。

「お前が行って助けてやれ」

なんだ本部長、かっこつけちゃって。だいたい人事の辞令を喫煙所で出すなっつーの。私が喫煙所に行った頃に見計らって入って来やがって。かわいいとこあるじゃねーか。

「私でお役に立てるのであれば」(キッチリ)

「頼むぞ」

もう決めていた。パンツは他で脱ぐのだ。こんなおっさんに見せてたまるか。もはやバカが奇跡的に受かった超大手の会社でパンツを脱いで大暴れし酔って本部長にケンカを売った結果、隔離され自主退職に追い込まれそうになった人間は自分で言うのも照れるが誰もが認めるこの会社のエースとなっていた。私の窮地を救ってくれた恩師の課長は昇進したし、ちょうど新たな気分で仕事がしたかった。ボブ子から逃げれる上に新しい環境が待っている。この上ないワクワクだ、私は自由になるのだ。

「すぐにでも行きたいのですがいいですか」

「おお、いいぞ」

本部長としても早く行ってもらいたかったのだろう。信じられない事に私は2日ほど早退を許され、荷物をまとめ始めた。ボブ子から逃げるのだ。2日あればただ寝るだけの独身の私の部屋など荷物はまとめられる。引継ぎもボブ子にバレないように早々に終わらせ次の担当に1週間ほどでスムーズに移行。まあ頑張ってくれたまえ、担当窓口はおっさんだらけになったしな。

 引っ越し業者も会社が手配してくれて、独身の男一人など余裕、逃げるようにしてこの町からサヨナラだ。自由への逃走だ。今度こそパンツを脱がずに大企業の営業マンとして普通にまっとうな方法で頑張る所存なのだ。決意とティンコだけは固いのだ。

 ~切られたクライアントを取り返せ~

インポなミッションをポッシブルにするなんて過酷な状況に放り込まれた私。誰しもが諦めた「莫大な売上数字を取り返す」挑戦が始まった。

 

 だいたいインポになるヒマなんかなかったし。

 

ボブ子め。

 

第3章~完~

 

後記:ホント長いよ、パンツの話(笑)毎日毎日、1,000文字以上を目標に深夜0時きっかりに更新。解析すると0時過ぎからアクセスが爆発して嬉しい限りです。こんなアホな記事を待ってくれてるキトクな皆さまも多いんだなあとうれしく思いますがあまりにもキトクな登録読者様が少ないので何卒読者になっていただけるとパンツも脱ぎようがあります。そして既に読者になっていただけている方、お気を確かに。ありがとうございます。次の最終章で最後にします。今後ともお付き合いください。たまにはマジメな記事も書きますので(たぶん)

・・・ボブ子と女王とキングが読者になりませんよーに(*´Д`)こえええっす(笑)