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売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

~第15話:ボブ子ストーカーになる~社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

⑮社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

~第15話:ボブ子ストーカーになる~

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決まって私が帰る時間にはマンションの前で待っているボブ子。ずっと待ってるのかもしれないのだけど、私の行動が筒抜けな奇妙な感覚に陥る。

「今日は早かったね♡」

(なんかおかしいぞ?)

スーパー社畜、つまりパ畜の私だけどあまりに毎日が遅いと会社もさすがに労基を気にしてなのか、「無理やりでも帰れ」号令が下る場合があった。そういう日は決まって先輩達とパチンコに行き、そのあとは飲みに行ってたので相変わらず帰るのは遅かったけど最近はさすがに疲れてたのかコンビニでビールを買い込み、家でまったりするか~と決めていた。

「はい、おつまみ。ビールに合うでしょ」

いつもはそんなもの買ってこないボブ子だけどその日は私の好きなつまみを買って来ていた。つーかボブ子が待っているのはもう慣れた。

(ん?なんでおつまみ買ってるの?)

(まあ、一人で飲むのもアレだし、ま、いっか)

としかその時は思わなかったのだけどだんだんとおかしい事に気付く。

仕事が早めに終わり、やっほおおおおおい!うおっしゃーーー!行くぞーーーー!とバカな先輩たちと飯も食わずに会社からソープに直行した事があった。正直ボブ子とのSEXな毎日で食傷気味だった私は新鮮さを求めて評判の良いソープに行こうと先輩たちの分までバッチリ予約したのだ。まあぼちぼちの嬢だったけどボブ子と違って新鮮・スッキリ♡とか思いながら家に着くと、やっぱりボブ子は待ち構えていて、こんな事を言ってきた。

「お金、ないんじゃない?」

「・・私ならタダでいいのに」

正直、フレックスタイムのコアタイムなしでどれだけ働いても給料は一緒な私の財布事情はいつも厳しく、ソープなんぞ行ったらその月はかなり生活が厳しくなる。パチンコだって勝てるワケもなく、だいたいソープに行った月は「むじんくん」にお世話になっていた。「金ならいつでも返せる」と先輩に教えられていたし、超大手の企業だったからいくらでも「むじんくん」からお金は引き出せていた。もはや「むじんくん」は完全に私のプライベートATMと化してしまい、これがキッカケで近い将来とんでもない借金も背負ってしまうのだがそんな事は今はどうでもよくて、その瞬間、「ボブ子に見張られている」と確信した。ストーキングされ女王の家に毎週行ってた事も間違いなくバレてたのだろう。

疑惑が確信に変わり、女王にそれを伝えた。

「・・・それどころじゃなくて。今夜会える?」

やったー!久々のお泊りだ!女王は一回り以上年上だけどかわいいし、抜群の安定感があって最高なのだ。Hも上手だし、何よりオトコを立ててくれるというか、オトコの扱いが上手くて一緒に過ごす時間は癒されて女王サイコーとか思ったけど電話先の様子がおかしい?

女王の住む町ではなく、そのひとつ手前の駅で降りて喫茶店で待ち合わせをする事になった。ボブ子に見張られている事を考えるとナイスフェイントだし、ここはホテル街もあって密会するにはバッチリの場所だ。女王とは最近ご無沙汰だったのでラブホで思いっきり楽しむのもいいな、あんな事やこんな事とかお風呂でヌルヌル遊びもいいなとか色々考えながら待ち合わせの喫茶店に到着すると女王はすでに到着していた。

私を見るとニコっと笑ったが、ちょっと冴えない顏だった。

 

(あ、なんかあったな)

 

直感でわかった。

 

つづく

いよいよこの話も大詰め・・・かもしか。

 

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